By admin on 11月 26th, 2013
データ工学ロボティクス 一般公開講演会を開催いたします。
テーマ「大規模・マルチなデータからの知のモデリング-」
開催日:2013年12月25日(水)
場 所:東京大学本郷キャンパス
工学部2号館231講義室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html
講演会開催主旨:
本研究会は、ロボティクスと情報処理の技術を融合することで、
日々変動する情報(データ)の中から、人や、人をサポートする
ロボットに役立つ知識とサービスの創出を目指しています。
実世界から収集した種々のセンサデータや、日々増え続ける
ビッグデータを対象とした、圧縮技術、機械学習、モデル化、
特徴抽出/設計、状態認識などの要素技術、それらのセンサデータ
の知能ロボティクスへの応用に関係する研究について興味のある方を
対象として講演会を開催いたします。
スケジュール:
○講演会:
14:00-15:30 講演1:本村 陽一先生(産業技術総合研究所)
題目: 大規模データに基づく確率的行動モデリングと現場参加型サービス工学
概要: 今や工学の対象はモノとしてのハードウェアからコトとしての社会現象にまで
拡大し、社会現象の客観的観測の断片としてのビッグデータが集積される時代に
なっている。本発表では大規模データに基づき、確率的な潜在意味解析による
カテゴリの抽出や、確率的な依存関係に基づき構造を抽出するベイジアンネット
を組み合わせて行動を確率的にモデル化する技術の応用事例を紹介し、さらにモノ
に対する工学を拡張した無形のサービスに対する工学、サービス工学に関する
取り組みも紹介する。
15:30-15:50 休憩
15:50-17:20 講演2:長井隆行先生(電気通信大学)
題目: 概念や語彙を獲得するロボット実現へのデータ工学ロボティクス的アプローチ
概要: 我々は,ロボットがマルチモーダル情報を自律的に分類し,人間の発話を
カテゴリと結びつけることで,物体の概念や語意が獲得できると考え,教師なし
分類手法であるMultimodal LDAやMultimodal HDPを提案し,そのオンライン化や
教師なし形態素解析との統合を進めてきた.これは、ロボットが経験によって
取得するマルチモーダルデータに基づくボトムアップな学習プロセスであり,
データ工学ロボティクス的なアプローチであると言える.本講演では,こうした
試みの現状について紹介し,今後の方向性や応用について議論する.